ちょっとした作文なんかを添削していると、
「助詞の使い方がイマイチ変なんだよね」
という文章に出会います。
中学受験(公立一貫校)を控えた小学6年生、
高校受験を控えた中学3年生。
どちらも入試に作文があるので、文章力は大事です。
でも、文が上手く書けないんです。
内容とか、段落とか、それ以前。
「助詞が変」。
助詞というのは名詞について文章を読みやすくするものです。
「を、に、が、で、と」
などです。
特に、「に」「を」の使い方が上手じゃないと、文章の意味が伝わりません。
そして、そういう生徒に限って、なが~い一文を作りがち。
思いついた文をタタタって書いている感じでしょうか?
書いたら消したくないんでしょうね。
推敲もしない。
やり直すのが面倒だから。
国語の文法では「助詞」について習いますが、それは「助詞」の働きについての理論的な部分のみ。
問題も「格助詞、接続助詞、副助詞、終助詞」などの分類をさせるだけ。
文章力向上にはあまり役に立ちません。
やっぱり文章を書いて、添削してもらって、変なところを修正してもらわないと。
そのうち、自分で読み返して、修正できるようになります。
「を」を「に」にしてみよう、とか。
普段の会話や、メール・SNSの文章では助詞ってあまり関係ないので、使い方が上手じゃない子が増えているのかも知れませんね。
でも作文には助詞が必要なので、いざって時に困らないように、作文は書ける時に書いておこう!