途中式を書かない生徒さん。

今年は特に毎日暑い日が続きますね。

北九州は九州とはいえ、気温も高くなりすぎず比較的過ごしやすい気候なのですが、

それでも暑いとぐったりしてしまいそうです。

 

さて、進学塾しんけんでは夏期講習の後半がスタートしました。

今日は中学1年生と【方程式】の計算を勉強しています。

 

最初が肝心なので、何問もある計算問題を途中式を書いて説明します。

「途中式が大事だからちゃんと書いてね」

と念を押します。

でも、一定数の生徒さんは書きません。

 

理由を聞くと、

「書かなくても計算できる」

とのこと。

確かに今のこの段階は整数解ばかりなので頭で計算できます。

でもね、途中式を書くと数学がもっと得意になるんだよ。

 

数学が苦手という生徒さんの多くは【途中式】を書きません(書けません)。

また【たしかめ算】をしません(できません)。

 

これらを学ぶ時期に「面倒くさい」という理由で、途中式をないがしろにしていると後々数学が苦手になります。

 

では、数学が得意な生徒はなぜ途中式を書くのでしょうか。

ずばり「途中式を書いたほうが簡単だから」です。

 

数学というものは、頭で解くものではなく、手で解くものだと、その昔、中学の恩師に教えられました。

頭の中である程度は型を組み立てる(式や証明)けれども、計算などは途中式を書きながら手で解きます。

そうすることで計算を記憶(暗算)に頼らないで済むので簡単になります。

暗算は得手不得手があり、その精度も個々人によってバラバラです。

しかし、途中式をしっかり書いて順を追って計算すれば、正解精度は高まります。 

途中式は計算を楽にする方法かつ正解率を高める方法なので、途中式を書く生徒さんは数学の点数がとれます。

つまり数学が得意になるのです。

さて、今日はホワイトボードいっぱいに途中式を書きました。

生徒の皆さんは頑張って途中式を書いてくれたみたいです。

書けなかった子はちょっと居残りです。

とにもかくにも、中学1年生から正しい学習習慣を身につけることは大事です。

保護者の皆様も、お子様が途中式をきちんと書いているかを確認してみましょう。

 

夏休みも残り10日。

頑張っていきましょう!

 

9月からの入塾ご希望の中学1年生・2年生の方は、お電話・ウエブサイトにてお問い合わせください。 

タイトルとURLをコピーしました